天北堆

 厄介ものだった強い風がこうも変貌し稚内に富を与えるとは。議会で市長が現在97基19万㌗風車発電量がいずれ136基35万㌗にもなると述べる。2030年には宗谷管内の陸上風力発電が全道目標の3分の1にも及ぶとも◆稚内での地産地消事業もコロナ禍明けの来年早々にも本格的に着手されるようだ◆ただ手放しで喜んでばかりはいられない。山肌を削り取る施設建設で林の涵養性が失われ全国的にも有名な猿払川、声問川に生息するイトウの生存が危ぶまれている。一挙両得とはならないようである。