排水口など土砂撤去 稚内市 11月初旬の大雨の後始末
11月上旬あった大雨により裏山から排水溝に流れ込んだ土砂など取り除く作業が専用の機械を駆使し急ピッチで行われている。
11月6、7の両日は2日間で100㍉を超える大雨が降ったことから河川が氾濫し恵比須や中央、港地区などで道路が冠水する被害があった。その後、稚内市(土木課)が土砂が堆積している場所を調査したところ、港地区や恵比須地区の裏山の沢水が流れる排水溝など5カ所以上で大量の石が堆積していることが分かり、そのまま放置すると春の雪融けシーズンになり道路が冠水する恐れがあるとして、11月下旬から業務を請け負った稚内衛生公社が土砂の撤去作業を進めている。
特殊作業のため札幌、苫小牧の専門業者も応援部隊として加わり、先週まで真言寺横の沢水が流れる港1の道道から国道付近の市道縦通り下にある水路の狭い場所に作業員が入りバキュームで土砂を取り除き、天候を見ながら恵比須地区でも行われている。
市の担当者は「今のうちに対応しないと排水溝の内部が凍ってしまうと撤去できない。放置すると雪融け時期に水が溢れる恐れがあり、作業を行っている」と話していた。