時の話題 「雪やこんこ」

 「雪やこんこん あられやこんこん」で知られる「雪」だが、北国の宿命とはいえ降らんに越したことはない。立冬過ぎ「小雪」(あす)、「大雪」(来月7日)と二十四節気のうちでは雪が本格化し冬本番となる。今週後半には氷点下の雪マーク予報であり、まさに雪やこんこんとなる訳である。
 我々庶民は雪が降らない方がいいものの、社会経済活動においては「雪よ降れ降れ」と懇願している業界の方もいよう。「我々業界は雪降る方が助かる」と除排雪業者でない筈の知人が話していた。
 降るものは降った方が良く、それで経済が回るのなら良しとしようか。
 ホタテ、ナマコの主産地になった稚内の水産業界は福島第一原発処理水の海洋処理による中国の日本産水産物の全面禁輸で煮え湯を飲まされているのだろうと思いきや、先日あった某団体のスピーチで業界関係者の「巷間言われるほどの苦境ではないのですよ」との言葉にホッとしたところだ。
 しかし、それは加工業者の話であり宗谷、稚内漁協の生産者は苦汁を舐める思いをしているであろう。
 人の世は正に塞翁が馬、吉凶予測できないものの、臨機の応変さは必要で、筆者よく書くがピンチがチャンスの七転び八起きの心持ちと行動が肝所となろう。
 そうこう書いている時、船橋利実参議の秘書さんが来社し、9月来社できなかったお詫びと来年の早い時期に政治活動発表しに来社する旨述べ退社した。
 雪だけでなく年末近付くにつれ何かと忙しくなる。