大沼の白鳥20数羽に 一時1万羽も今月に入り漸減

 シベリアなどからの越冬のため大沼で羽を休めていたハクチョウなど淡水カモは減り、本州に向かう群れが増えている。
 10月4日に先発隊が飛来し一時、1万羽以上に増えたこともあったハクチョウだが11月になると極端に減り、9日午前中にはバードハウスから1㌔以上離れた対岸に20羽余りと、肉眼で見える水辺には3羽が羽を休めていた。
 マガモやオナガガモなど渡り鳥は減り、定期的に観察に訪れているという野鳥観察愛好者は「最近は朝になると氷点下になる日も増え、寒さが続くと沼が氷り始めるのでハクチョウなど渡り鳥が観察できるのは今週いっぱいではないか」と話していた。