「当初は待たず補正予算で」 振興局主催 著名な小西氏講師に
宗谷総合振興局主催の講演会「最近の地方財政を巡る諸課題」が5日、宗谷合同庁舎で開かれた。
新型コロナウイルスが5類に移行され、経済活動など戻りつつある中、物価高など厳しい状況下での支援など自治体の役割が大きくなり対応すべき方向性など理解を深めてもらおうという講演会で工藤市長や市議会議員はじめ、管内の町村首長ら90人が参加した。
清水目振興局長は「物価高など事業者や住民の支援など自治体に求められる役割は大きくなっている。人口減や防災など課題は山積しており、目指すべき姿に向け取り組む必要がある」などと挨拶した。
総務省地方財政審議会長の小西砂千夫氏が一般財源総額実質同水準ルールなど基本的な予算や補助金の制度などについて説明し、安定した運営について「補正予算に当てはまる政策などは、当初予算を待たずに前倒しする方が良い。市町村はそういう面で振興局を相談相手として活用すべき」などと講演していた。