ボランティアの道外若者が市長らを表敬訪問 「資源豊かで深みある街」など感想

市長と教育長に最北端マラソンでのボランティア活動の感想を語る道外の若者

 第6回日本最北端平和マラソン大会の運営などをボランティアとして手伝った道内外の若者10人が4日、工藤市長を表敬訪問し大会を通じて感じたことや稚内の魅力などについて語った。
 日本財団ボランティアセンター(東京)が、若い世代に地方でのボランティアを通じて街や人と人との繋がりを深めるため企画した3泊4日のボランティア事業に参加した福岡、千葉、埼玉などからの18歳~25歳以下の若者は、1日みどりスポーツパークでカーリング体験、2日はマラソン大会の準備、3日は朝早くから宗谷岬にバスで向かうランナーの見送り、ゴール地点の北防波堤ドームでランナーの到着を最後まで見届けた。
 4日は市内観光で百年記念塔など稚内公園の見学を終え、市役所に訪れた若者を前に、工藤市長は「マラソン大会などを通じて 日本の北がこんな街であることを知って頂き嬉しく思います」、佐伯教育長が「マラソン大会の運営など活躍されている姿を拝見し、その経験がこれからの糧になると思います」などと歓迎の言葉を述べた。
 参加した若者は「ランナーがゴールしたあと、最後はお辞儀をしてゴール地点を後にする姿を見て感動しました。素晴らしい大会でした」と振り返り、大学でロシアなどについて学ぶ男子学生は「ロシアと近い稚内で北防波堤ドーム、宗谷岬からサハリンの島影が見え、海に囲まれて風車が沢山あるなど資源が豊富で深みがある街であることを実感しました」などと感想を語った。