中川~天塩間道路計画調査 留萌開建 稚内など5市町で実施

 留萌開建は、北海道縦貫自動車道(中川〜天塩)の道路計画に関するアンケート調査を行った。
 道北圏の国道40号は物流拠点や高次医療拠点が集まる旭川と重要港湾がある稚内を結ぶ道路だが、宗谷地域のホタテなど水産品の出荷、酪農家の飼料を配送する際の速達性や安定性など物流の課題、稚内から三次救急医療を担う名寄までの搬送時間は全道で最も長く救急搬送の安定性向上など多くの課題を抱えている。
 中川〜天塩間の道路では、これまでに幅員が狭い雄信内トンネルなどでの大型車のすれ違いに支障をきたし冬型交通事故の多発、暴風雪での立ち往生、道路の冠水が発生するなど様々な問題がある。
 これらを踏まえ、中川、天塩、幌延、豊富4町と稚内市の各世帯にアンケート調査票を配布し、道北の将来を見据えた地域の課題、中川〜天塩間にはどのような道路が必要かの問のほか、意見など受け付けた。