可能性の大きさ語る 慶應義塾大生が小学校で出前授業
稚内で研修している慶應義塾大学の医学生らが22日、3小学校で出前授業を開き、好奇心や学びの大切さについて講話した。
16日から来稚している医学生ら9人は、医療課題など分析する地域診断を通して解決策など探っている。
22日午前中、潮見が丘小では6年生を対象に出前授業が行われ、医学部3年生の坪田侑也さんが「翼とエンジン」と題し講話した。
坪田さんは小学生の時、読書が好きだったことから小説家を目指し、中学3年生には自身が応募した作品が新人賞に選ばれ、小説家デビューしたが、高校入学後にプレッシャーなどからスランプに陥った過去などについて話した。
学業で好成績をキープしていた坪田さんは医学部に進学することを決め、これまでの経験から、自分の身の回りのことに興味を持ち心から夢中になれるものを探すべきであるとし「勉強し能力を高めることで将来の選択肢が広がる。飛行機に例えると翼(好奇心)とエンジン(学ぶこと)があれば何処まででも飛んで行けます」などと可能性の大きさについて話していた。
午後からは中央小、東小でも出前授業が行われた。