納税を適正かつ円滑に実現 義煎秀二稚税署長が着任会見

 稚内税務署長に就任した義煎秀二氏(56)は8日会見し「納税者の自発的な納税業務の履行を適正かつ円滑に実現するという国税庁の使命を着実に果たして参りたい」と抱負を語った。
 義煎署長は札幌出身。平成3年、札幌国税局に奉職し、浦河税務署個人課税部門、札幌北税務署総務課長など歴任。前任は札幌国税局総務部情報システム課長。
 初めて勤務する稚内は「母が樺太からの引き揚げ者なので不思議な縁を感じています。夏は冷涼で過ごしやすく景色も素晴らしいところが沢山あり魅力的です」と話していた。
 今年10月からインボイス制度が始まることから、相談会や制度を解説する動画など掲載した特設ホームページ電話相談など周知などに努め、利便性が高いe―Tax(電子申告)とキャッシュレス納付の利用拡大に力を入れたいとし「事業者の皆さんに寄り添った対応や年々、使いやすくなっているe―Taxの普及に取り組みたい」と話していた。
 趣味は神社巡りやウォーキング。「北門神社には3回お参りさせて頂きました。稚内のことをもっと知るために観光マイスター検定も受験してみたい」と。