時の話題 「格差の拡大」
人出がコロナ禍前の2019年並みに戻ったとされるGWだったが、実態経済はというと食料品など何もかも値上げされていることから3月の実質賃金は2・9%減り消費支出も1・9%減った。実質賃金は対前年比12カ月連続の減少で、消費支出も2カ月ぶりに減少に転じた。
4月以降も値上げが続き状況に変化は無いのでGWで旅行に出掛けた人が多かったとはいえ、その分、教育などに影響が出ているものと推し量れる。
3年間のコロナ禍での抑圧された反動もあって給与は実質、目減りしているのに何を差し置いても旅行など娯楽に走ったという実態を窺うことが出来る。が旅行など余暇を満喫するのは金銭的余裕がある個人・世帯でありコロナによって大きな痛手を受けた家庭にあっては生活するのがやっとな上に昨年来、顕著になった数波に及ぶ値上げ攻勢によって塗炭の苦しみを舐め尽くすほど舐めているのが実態でないのか。
プレス紙も4月から100円値上げした。異動時期ではあったが100部ほど購読中止の連絡があり生活の大変さを知る縁とはなり認識の甘さを知った。
新聞など含め他の値上げに比べ、食べなければ健康を損い最悪の場合、病気にもなる食料品の大幅値上げでの影響はその比でない。未だ々々続く勢いにあり今後の推移を見守ると言うより危惧しなければならないか。
どこの国も持つ者と持たざる者の格差が拡大している。稚内は元々、格差が大都会ほど大きく無く市民が程々に暮らしているかに見えるも現状は楽観できるものでない。