北門神社で「ありがとう」の気持ち込め、人形感謝祭営む
役目を終えた人形の労をねぎらう人形感謝祭が5日、北門神社で営まれ、約400体の人形が供養された。
社務所2階に設けられた祭壇には稚内はじめ豊富、猿払などの30人からひな人形、五月人形、日本人形、縫いぐるみなどが持ち込まれ、山本泰照宮司ら神職が人形をお祓いしたあと「安らかに休みたまえ」などと祝詞を読み上げ玉串を捧げた。
親子三人で参列した宝来地区の女性は「43年間飾っていたひな人形への感謝の気持ちを込め供養しました。こういう機会があって良かった」と手を合わせた。
神事を無事に終えた山本宮司は「人形は古くから人の身代わりとして、災いなど受け入れて来れております。今までの有難うの気持ちと今年こそコロナが本当に収まってくれることを願いました」と話していた。