時の話題 「節度ある行動を」
世の中は19年以来4年ぶりのGW大移動に上や下への大騒ぎだ。行楽地はどこも賑わい笑顔が弾ける光景を見るにつけ「幸せな国だな」との感慨を新たにする。
コロナ禍は未だ終息していない。にも拘らず日本は3月13日にマスク着用を自己判断とし外国人の水際対策を緩和し、GW明けの今月8日には2類→5類に感染症上の分類を引き下げる。5類というのは季節性インフルエンザと同等の扱いとなりPCRなど各種検査治療費などは保険診療(3割負担)になるものの一定期間は国が治療費負担を考慮する方針を打ち出している。
マスク着用の自己判断は国民性なのだろうか180度転換し非着用とはなっていないが5類移行はインパクトがあり国民のウイズコロナの行動は加速されるであろう。
行動制限緩和によって罹患者が増えるかはこの1カ月間の増減を見ても推測するのは難しく、専門家曰くウイルス株が強烈なものでないので第9波の懸念は無いようだ。
それでも大都会ばかりでなく稚内など地方でも散発的だが感染者はいるので予防するのに細心の注意を払わねばならない。
余りに神経質になるのはどうかとは思うが転ばぬ先の杖くらいの心構えは必要か。
GW前半はぶり返しが無かったものの、3日からの後半は長く感染の広がりが憂慮されるが、この3年間の災禍で得た経験は活かさねばならない。
人間が人間たる理由は失敗など経験から学ぶことである。うっ屈した3年分の憂さ晴らしなど以ての外であり節度ある行動求める。