時の話題 「ランドセル商戦」
ランドセル商戦について一言申し上げる。
10年程前までは、GW前後からスタートし夏から秋にかけて購入されていたのだが、今や1~3月にカタログ発送が始まり老舗鞄メーカーの物などは5月には完売するという。
大手メーカーもカタログ発送は同時期で、GW頃に展示会開催のピークを迎える流れが定着しているようだ。
来年新入学児のラン活は既に始まっており5~6月頃に購入を済ませる家庭が多く、人気のある色や限定色などはこの時期に完売するメーカーも少なくないとのことだ。
ランドセルは、昭和30年代に一般家庭に普及し当時は黒と赤の2色だったが、平成に入り色のバリエーションが増え平成12年頃からは価値観の多様化に合わせ男女の垣根なく使えるよう、今では184色もあるメーカーもあるほどだ。
筆者の息子曰く、机は嫁の両親、ランドセルは我が家が買うことを決めていると言うので調べてみると20万円を超す高額なものもあり驚いた。
ランドセル工業会の調査では、昨年入学児のランドセル購入の平均価格は5万6千円、10年前から2万円上昇している。
北海道では、高学年になるとリュックなどに変えるが孫が住む地域は6年間使っているようで、そうなれば高い買い物とは言えないのか。
今や月額定額で、3カ月に1回の頻度で自由に交換できるランドセルのサブスクリプションを始めたメーカーも現れた。
ランドセルを寄付するタイガーマスク運動も、こうも高くては二の足を踏むのかな。