南中ソーランが伊藤さんの生歌で迫力ある演舞、オンラインライブで世界へ
南中ソーラン連(岡田哲哉代表)が12日夕方、稚内、東京、タイの3カ所をインターネットで繋いだオンラインライブダンスに参加し、稚内の伝統芸能になった「南中ソーラン」を披露した。
このオンラインライブは東京都が実施する5G技術活用型開発等促進事業として、離れた場所にいるアーティストやミュージシャンダンサーなどが同時ライブができる次世代通信システムの5Gを活用した実証実験として行ったもので、稚内ではみどりスポーツパークのカーリング場で南中ソーラン連の小学2年~高校3年生までのメンバー5人、東京会場では民謡歌手で南中ソーラン創設者の一人である伊藤多喜雄さん、津軽三味線や太鼓演奏者2人、タイからラチャパット大学で日本語を学ぶ学生4人が参加した。
リハーサルを終え、本番の撮影で「今あるテクノロジーを駆使し稚内の南中ソーラン連とタイの学生さんが私の歌でソーラン節を踊って頂きたい」となどと挨拶した伊藤さんの生歌に合わせて、法被姿で参加した南中ソーラン連のメンバーは迫力ある演舞を披露し、同時にタイの学生もソーラン節を踊った。
撮影を終え、岡田会長は「伊藤さんの歌もあり迫力ある演舞ができました。今回の映像は後日、ユーチューブで公開される予定ですが、南中ソーランが映像を通じて世界に知ってもらう機会になってくれれば嬉しい」と話していた。
昨年9月からメンバーに加わった最年少の声問小2年生の佐藤和真君(8)は「上手に踊れました」と笑顔を見せていた。