全商検定試験 稚高商業科卒業生3種目以上12人合格 寺井さん、中さんは5種目に合格

複数の検定に合格した稚高商業科卒業生

 全国商業高校協会主催の検定試験(全商試験)で、稚高商業科の3年生35人中12人が3種目以上で1級に合格した。過去最高だった昨年度の10人を上回り、生徒たちは「頑張って勉強した甲斐がありました」と胸を張った。
 検定試験は簿記や情報処理、ビジネス文書の作成、ビジネス計算、英語、商業経済など9種目あり、生徒が授業で選択している教科や在学中に好きな検定を選んで受験した。5種目合格者は寺井楓さん、中美月さん、4種目は川瀬紅羽さん、3種目は朝日健太君、岡部望愛さん、菊地航志郎君、佐近楓さん、堂智輝君、奈良楓佳さん、丸山萌愛さん、森山星々姫さん、山元逞華さん。
 簿記や情報処理、珠算・電卓など最多の5種目に合格した寺井さんは「先生や講師の方々に応援して頂いたので5種目取ることができました」と笑顔を見せ、卒業後は市内の銀行で働くことになっており「合格した検定を就職先にも活かしたいです」と話す。同じく5種目取得した中さんは「嬉しいです。色々教えて頂いた先生への感謝の気持ちでいっぱいです」と振り返り、就職する会計事務所では「勉強したことを活かしていきたい」と張り切っていた。
 昨年の実績を上回り2年連続で二桁の合格者に担任の晴山亮太郎教諭は「3年生が始まった時は3種目合格者は4人でしたが、皆で頑張って取得しようと目標を持って努力した結果なので嬉しい」と話していた。

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