パラリンピック出場の藤田征樹さん スノーランドで走行しファットバイクをPR
東京大会まで4大会連続でパラリンピックの自転車競技に出場し、5個のメダルを獲得してきた藤田征樹選手が26日、宗谷ふれあい公園スノーランドを訪れ、観光客らと共にタイヤの太い自転車「ファットバイク」で雪上走行を楽しんだ。
わっかない観光活性化促進協議会が3年ぶりにオープンしスノーランドで今年初めて体験メニューとして取り入れたファットバイクの魅力を伝えたいーと愛用のファットバイクを持参してきた藤田選手は、札幌と稚内間を往復したツアーバス「タロ・ジロ号」で稚内入りした旅行者や市民ら10人余りと約1キロのコースを2時間ほど走った。
来シーズンのコース作りに向けて様々なアドバイスもした藤田選手は「冬は街中での走行は難しいですが、冬の体験メニューとしてファットバイクを多くの人に楽しんで頂けたらと願っています。今後は初心者や上級者向けのコースや雪原を楽しみながら走れる散策コースが出来たら良いと思います」と冬ならでの自転車の魅力を語った。
事務局の稚内観光協会によると、今月1日~26日までファットバイクを443人が利用しており、担当者は「夏は自転車観光に力を入れてきましたが、冬ならでの楽しみ方もあり、藤田さんのアドバイスも参考に来季の体験に繋げていきたい」と話していた。