週末雑感
先週はパスしているので2週間ぶりの小欄となる。一日休みがあると1週間来るのも速く、加えて週始めの不意打ちくらった大雪もあってアッという間に過ぎた。
雪国にとって降り積った雪の処理には毎年苦情が出る。大袈裟に申せば宿命に近く、かつ生活に欠かせないものなので軋轢を生む。官庁・業者、一般市民にとって相身互いの気持ちさえあれば不満も出ないのだろうが雪の始末は雪国第一の命題なのかも知れない。
今から30年以上前になるだろうか、稚内でも一部の町でやっているよう国道沿いに流雪溝を設けることが実しやかに検討されたことがあった。結局、実現されなかったが、市道幹線の設置も検討する課題にならないか。やるとすれば巨費を投じなければならず、生活道路なので危険(特に子ども)も招く。
今後、水族館など改修(新築も)を終えた場合には具体的方向性を探ってはいかがか。
医療や雇用ほか市民が転出する理由の遠因の一つが雪の問題だと言われており市民が安心し住むことができる稚内を標榜し、こちらの方面にも力を尽くすべきであろう。
空き家・空き店舗が増えると行政や団体が屋根の雪下ろしを行わなければならず、現実今冬も消防が出動し作業を行っている。
夏が寒くても暮らしていけるが積り過ぎた雪は行政が始末してくれなければ買物も病院にも行けない。
台風など自然災害が少なく住み易いマチだと思っているが、慣れっことはいえ除雪はまさに苦役だ。表現悪いが稚内を逃げたくなるのも理解できる。