4月から供用開始予定の新リサイクルセンター きょう市長、報道向け内覧会
今年4月1日から供用開始を予定している新光町の新しい稚内市リサイクルセンターの内覧会が17日、報道関係者などを対象に行われ、市の担当者から作業効率を上げた施設の機能などについて説明があった。
平成11年から使用していた国道40号沿いの若葉台にある施設は20年以上が経過して老朽化が進んでたことに加え、各施設が敷地内に分散し作業する上で非効率な場面が多くあったことから、搬入・処理・搬出作業の機能を一つに集約して効率的な処理体制を図るため総事業費約9億5000万円(国の補助3分の1)を投じ整備した。
新しいリサイクルセンターは、2年前に供用開始した一般廃棄物最終処分場の近くに整備され、処理施設1050平方㍍の中にスチール・アルミ缶、ペットボトル、容器包装プラスチックなどの圧縮機が効率的に作業ができるよう配置。これによって処理機能が2割ほどアップし、現在21%(全道平均23・4%)の稚内のリサイクル率は25%ほどまで上がると試算している。
施設内を視察した工藤市長は「新たな施設で資源物の受け入れ能力は伸び、地球環境の負荷低減や皆さんの生活の向上にも繋がり、リサイクルの象徴的な施設がオープンすることに期待しています」と話していた。