時の話題 「白魔の時節に」

 春に向かうなら暖かくなったり寒くなったりの三寒四温はあるが冬の今時期は一時的な暖かさは何かと罪つくりで、前日の暖かさから打って変わった昨日は歩いては転び、運転してはスリップと難儀だったことでしょう。
 数十億年にもなる地球の歴史において今は氷河期に向かう気象状況にあるそうだが、数百年、数千年単位でなく数万年単位下にあるので際立った変化は目に見えるものではないものの、近年の温暖化は各所で見られる。
 南米ペルー沖の海水温が低いラニーニャ現象がこの2年続いているので日本列島は夏暑く冬寒い気象になるのは気象庁からも託宣されており覚悟はしているが、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)発生により夏季の線状降水帯のごとく特定地域に大雪を降らす可能性が高くなっており日本海沿岸地域、道内では桧山、石狩、留萌そして宗谷地方での豪雪が憂慮されている。
 JPCZというのは中国などのユーラシア大陸にある2つの寒気団が日本海に入り合流し極めて強い寒気団になるもので、日本列島では北陸や東北で豪雪を降らせる。
 ラニーニャ、JPCZと門外漢には何が何やら判らないことだが碌な影響を及ぼさないことだけは確かで日々の天気予報に留意すること必要だろう。
 昨年の12月13日、稚内地方はブリザードに襲われ交通網が寸断したが、13日は過ぎるも時候周期となり荒天になってもおかしくない雪国の住民の宿命とも言えようが、急がず慌てず無理することなく暮らすこと大事になろうか。何か起きては取り返しがつかない。

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