忘年会シーズン 夜の街、閑散とし飲食店、タクシーは溜息
稚内でこの数週間、新型コロナウイルスの感染拡大で居酒屋やスナックなどが軒を連ねる中央、大黒の繁華街は人通りが少なく閑散としている。
夏観光と比べツアー、個人客など稚内入りする旅行者が少ない冬だが、今年は行動制限がないとはいえ、第8波による感染拡大で11月に入ってから客足が遠退いているという飲食店は「これから忘年会シーズンなのに客は少なくなっている」とこぼす。
大黒地区で100席以上がある居酒屋は10月は全国旅行支援で稚内入りした旅行者らで順調に売上が伸びていたが、11月に入ってから感染者が増えるにつれ、週末でも空席が目立つようになり、忘年会シーズンとなる今月については「少人数の予約はあるが、10人以上の予約は全く入らくなった」と現状について話していた。
先週末の3日夜、オレンジ通りで客待ちをしていたタクシー運転手は「週末なのに人が少ない。感染者が増えると外食に出ない傾向が強まるのでタクシーや飲食店関係は大変です」と天を仰いでいた。
(武田誠司)