「自然エネで大きな可能性」 鈴木知事の駆け足での管内訪問終える
鈴木知事が21、22の両日、宗谷管内7市町村を訪問し、各地域の事業者らの取り組みなどについて話を聞く〝なおみちカフェ〟を通し宗谷が抱える課題などと向き合った。
地域がもっと輝く北海道の実現に向け、知事は道内地域を訪問し地元で活躍している代表者らなどと対話し発信する「なおみちカフェ」を行っている。宗谷管内では、21日の猿払村漁協を始まりに豊富牛乳公社ヨーグルト工場など視察した。
22日には稚内の天北ウインドファームを訪問し、工藤市長から風力発電による再生エネルギーの地産地消、天北エナジーの渡辺義範社長らから天北ウインドファームでは10基の風車で、年間約1万9000世帯分が消費する電力を発電しているなどとの説明を熱心に聴いていた。
このほか、道の漁業取締船「北王丸」を見学し職員激励。夕方には宗谷合同庁舎を訪問し、若手職員を中心とした管内独自の取り組みなどの説明を聞いたあと職員を激励していた。
訪問を終えた鈴木知事は、自身のフェイスブックページなどで、天北ウインドファームの訪問について「自然エネルギーの大きな可能性を感じました。北海道と本州をつなぐ海底送電ケーブルなどのインフラを整備することが日本全体のエネルギー問題の解決のためにも重要と考えている」などと書き留めていた。