時の話題 「低劣な議員たち」
大臣を辞任した葉梨康弘氏は東京大学を卒業し警察官僚となり岳父の地盤を引き継ぎ衆議員となった。東大卒業時の成績はトップだったそうで自らもその事を述べていたというのだから秀才が昂じて他人を小馬鹿にし挙げ句は大臣更迭の引き金となった法務大臣としての死刑含めた一連の発言となる訳で、その前にも同様な趣旨の事を挨拶で述べていたのだから辞めるべくして辞任することになった訳である。
名称を変えたが税金が課税されない文書交通費のほか、月給に当たる歳費を支給され優に年間2千万円になる収入になる国会議員というのは庶民から見ると羨ましい限りである。
民主主義国家となり人間誰しも平等との基本的志向はあるものの、総理大臣にもなる国会議員というのは別格の人間と見られていたが、余りにも多い悪行に特権者資格は減じてしまい国民にしてみれば「我々の税金で食べているくせに」と羨望→嫉妬→侮辱と意識が変化していることを忘却したかのような政治家の失言に鉄槌を下したのが今回の辞任劇と言えよう。
それにしても三文芝居のごとき体たらくに日本という国の衰退と堕落ぶりを見る思いがし、良識ある人々の嘆きが増幅していると言えよう。
翻って稚内市議会にも真面目に仕事をやろうとしているのか判らない市議がいる。ただ飯を食う議員に付ける薬はなく「稚内も終わりだな」との嘆き節が聞こえてくるが、何とか委員会が市民各層の意見を聴いていこうという姿勢に幾らか希望見えるも、付け焼き刃だけに結果残せるのか。