幌延深地層研究中止など要請 核廃棄物施設誘致反対の道北連絡協
核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会(共同代表・山路弦太、森次敬一、東道)は今月11日、鈴木道知事、辻井宗谷総合振興局長に対し、幌延深地層研究と寿都町・神恵内村での核廃棄物の最終処分場の道筋を探ろうという概要調査に関する要請を文書で行った。21日までの回答を求めている。
要請事項は▽幌延深地層研究において、高レベル放射性廃棄物の処分実施主体である原子力発電環境整備機構(NUMO)との共同研究を中止させる事。併せて幌延深地層研究の終了時期と、施設埋め戻しの工程表を明らかにさせる事▽「核のゴミ」持ち込みにつながる、寿都、神恵内での「概要調査」について、将来においても受け入れないとの姿勢を明確にする事。
東さんは「幌延町で進められている幌延深地層研究はいまだに終了時期が明確になっておらず、更には処分実施主体であるNUMOが幌延の研究に参加する計画が明らかになった。このままでは北海道は『核のゴミ』捨て場にされる」とし、21日、宗谷総合振興局を訪れ回答(文書)をもらう予定にある。