地域医療の現状など意見交換 健康のまちづくりサミット

 健康のまちづくり友好都市連盟(事務局・福井県高浜町)に加入する全国の自治体が集い情報交換する「第5回健康のまちづくりサミット」が5、6の両日、文化センターなどで開かれ、地域医療などの課題解決に向け意見を交わした。
 当初は2020年秋稚内での開催を予定していたがコロナ禍で延期。3年ぶりに全国の関係者が稚内に集う形とオンラインで繋ぐハイブリッド方式で開かれたサミットには、稚内など全国18地域から80人余りが参加した。
 5日午後1時30分からの開会式で工藤市長が「このサミットで色々な成果が生まれることを期待しています」などと挨拶したあと、各自治体が取り組みを発表。トップバッターで稚内から市立病院研修医の岩見謙太朗さんが地域医療に関し医師が足りず急患で名寄市立病院に搬送している現状、稚内に医師を増やすべく「稚内の医療と健康のまちづくり応援団」が様々な活動をしていることなどを紹介した。アトラクションとして南中ソーランの披露もあった。
 6日は参加者がノシャップ岬や稚内公園など観光地を視察した。

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