249丁の切れ味回復 技能士会包丁研ぎ 3年ぶり実施に市民喜ぶ
稚内技能士会による包丁研ぎが、6日午前中、総合勤労者会館で3年ぶりに行われ、多くの市民が切れが悪くなった包丁など持ち込んでいた。
コロナ禍前の2019年までは青少年ホーム祭に合わせて実施していたが、今年もホーム祭を中止することになり、思案した結果、技能士会単独で行うことになった。
6人の技能士が市民が持参した包丁の錆を落とすなど手際良く研いでいた。
恵比須から来た70代女性は毎回ホーム祭の時に研いでもらっていたそうで、3年ぶりに実施することを知り3丁持参した。「ここで研いでもらうと切れ味が違い料理の味も変わる」と研ぎたての包丁を持ち帰っていった。
技能士会によると、ホーム祭と合同の時の3分の1程度の数だったが、市民98人から249丁の包丁が持ち込まれたという。