きのう旅客船事故対応訓練 ノシャップ沖で利礼航路フェリー使い
稚内海保は1日、ノシャップ岬から8㌔先の沖合で旅客船事故対応訓練を行った。
ハートランドフェリーの利礼航路「アマポーラ宗谷」が機関故障したことなどを想定し行われ、参加した海保職員や船員ら60人余りが航行不能になったフェリーを巡視船「りしり」で曳航した。
続き急病人の搬送を想定し、釧路航空基地所属のヘリコプターに乗った巡視船えりもの潜水士がヘリから降下し甲板から病人に見立てたダミー人形を吊り上げ収容する訓練を行った。
約2時間の訓練を終えた稚内海保の山本健二次長は「関係機関の役割を訓練を通じて確認でき、今後のフェリー利用者の安全確保に繋げていきたい」と話していた。