抜海漁港浅瀬にアザラシ20頭 サ州から回遊の群れも
抜海漁港周辺にアザラシが姿を見せている。
一年中、抜海沖や宗谷沖などに残っている群れはいるが、今月上旬からサケの来遊と同時にサハリン沖などから回遊してきたとみられる群れも姿を見せており、25日夕方には漁港から少し離れた市街地寄りの浅瀬に20頭近く確認された。
いつもは漁港内の消波ブロックや砂浜などに上陸している群れだが、港内で道路工事などによる重機が出入りしていることから浅瀬に移動している。
漁港内でサケ釣りをしていた男性は「サケ釣りは終盤だが、アザラシを港内で泳ぐ姿を見るようになってからはサケが釣れなくなった」と話していた。
(武田誠司)