週末雑感
若い時分「白髪は幸運の印」などと言われたが、それも大昔の事で今は鼻毛を抜き黒い毛が出てくるのが珍しいほど白髪になった。
一言で申せば年を取ったということになるのだが、その吉兆の印ほど豊かな人生を送ってはおらず、ただ馬齢を重ねているのを実感する今日此頃である。
執筆中、窓から外を眺めると、夏の入道雲のような雲が虚空にあり、風が無いのだろうほとんど動かない。世間の喧騒をよそに大自然が泰然としているかのようだ。
人生というのは、こせこせ生きると余裕のない貧乏臭い生き方に見え、逆にこせこせせず悠然と構えると金満で幸せそうに見える。しかし、それは錯誤に近い思い違いであり、どちらにしても安寧とした一生を送れるわけでないのは人として生まれた宿命であり、坦々として一日々々を過ごすことは稀である。
要は自分事に限らず他人様も日本も外国でも色々な事があるということで、コロナ禍は世界中で未だ続いており、ウクライナでは強突張りのプーチンが手を替え領土拡大に腐心し、北朝鮮の金は国民を顧みずミサイル発射を続ける。商売も3代目になると潰してしまうと言われるが、金家三代目はその道をまっしぐらのようで、米国の空母が日本海を南下すると姿を暗ますというのは我が身大事の阿呆な指導者でありプーチン同様、自暴自棄にならないよう祈るだけである。
岸田総理は権力への執着心は強いがトップとしては凡庸なようで、行政マン上がりの鈴木知事、工藤稚内市長はその域を出ず手堅さあるも今いちかな?