市長、4期目には触れず 市議会 千葉議員から質問
9月市議会は21日から一般質問に入り、千葉、横澤、近藤3議員が質問に立った。
コロナ禍などによる物価高騰対策について千葉議員(志政会)からの地方創生臨時交付金の活用の方向性などの質問に工藤市長は、本市では独自支援策として家計への影響がある低所得世帯を対象とした物価高騰対策緊急給付金支援事業、他の業種と比べて価格転換が難しい運送事業者への原油高騰対策運送事業者等緊急支援事業を実施しており、国が新たに示している臨時交付金を活用しながら、今後も継続し消費の下支えなどを通じた生活支援、影響の大きい業種への支援など適時適切に市民生活を守っていきたいとした。
鳥獣被害防止計画におけるエゾシカ対策で捕獲者の負担軽減を図るため残滓処理施設の建設の考えは―との質問に、市長は施設の整備は鳥獣実施隊員の負担軽減やごみの減量化にも繋がり関係者と協議し検討を進めていますが処理方法については決まっていない。引き続き設置場所や運営方法など更に検討していきたいと答えた。
令和5年度も稚内市が維持費を負担し存続することになった抜海駅について、来年度は存続する理由、来年に向けた市の対応などの質問に、市長は7月に抜海・クトネベツ地区での説明会で住民から「もう1年程度かけて代替交通手段含めて検討してはどうか」という声が多く寄せらました。いくつかの交通手段に関し地域の皆さんに協力を頂きながら実証運行を実施し、新たな交通体系がどうあるべきか地域が判断できるよう努めていきたいなどと答えた。
また、市政運営における重点政策に対する再質問で、千葉議員から「今後も市民が納得できる街づくりを進めたいと答弁していましたが、今後というのは次期(4期目)についてですか」と問われた市長は「今の立場にある以上、任期を一生懸命、取り組んでいきたい」と次期については触れなかった。