9月議会 表教育長続投決まる
9月定例市議会は9日から30日までの日程で開会。補正予算案14億7729万9000円など議案10件が上程され、初日は工藤市長が一般行政報告した。また、任期が10月末までとなる表純一氏(69)の続投が決まった。
市長は新型コロナウイルスのワクチン接種状況について、60歳以上の人と18歳~60歳までの基礎疾患がある人の4回目は5日現在、対象者1万3000人に対し約80%の1万人が終えたとし、12歳以上の3回目は市民の約80%が接種を終えたことを報告。感染防止に2月から開設している新型コロナ検査所は8月に続き9月も無休かつ利用時間を延長し開設しているとした。
鹿児島県枕崎市との友好都市締結10周年事業として、6月に枕崎市の前田市長はじめ市民訪問団25人が来市し8月に枕崎市の中高生14人も稚内を訪れた。10月下旬には稚内から枕崎市への市民訪問団を予定しており、今後は市民の参加を募集し「枕崎市市民との交流を深め今後の友好交流の礎となるよう進めていきたい」と述べた。
教育長の任命に関する議案で工藤市長から「人格、識見ともに優れており、教育長に最も適任である」と提案説明のあと採決した結果、日本共産党2人が反対し、賛成13人で賛成多数で可決した。
表氏は昭和51年3月専修大学法学部卒業後市役所に奉職し、平成5年から教育部学校教育課こども課長、政策経営室長、教育部長、総務部長など歴任。平成24年11月から教育長を務めている。
議会終了後、本紙の取材に対し「重責を担うことになりましたので、今までの経験を活かし課題解決に向け、しっかりやっていきたい」と抱負を述べた。