人材確保さらに深刻化 稚内職安管内7月 求人倍率2.0倍に迫る
稚内職安は、7月の同所管内の雇用失業状況をまとめた。
求職は新規100件(前月158件)など602件(同642件)。求人は新規374人(前月425人)など1137人(同1111人)と今年4月から4カ月連続で千人台が続いており、月間有効求人倍率は1・89倍(同1・73)。昨年7月以降1・5~1・7倍台で推移していたが、この1年で初めて1・8倍台となった。
求人者1人に対して約2件の求職があるものの、就業に繋がらず企業にとって人手不足が続いている。
新規求人の産業別内訳は、建設業54人(同51)▽製造業55人(同47)▽卸・小売業58人(同73)など。資格が必要な医療・福祉は78人(同66)と充足されない状況。観光シーズンがピークを過ぎたことから宿泊・飲食業は23人(同44)。
また、令和5年3月新規学卒者については卒業予定者410人のうち就職希望者は15・4%の63人。89%の56人が管内での就労を希望。求人倍率は3・70倍となっている。