サケ太公望に断 市、漁 協などマナー求める看板設置
秋サケを求めて毎年多くの釣り人が集まる市内8カ所の漁港で24日、稚内市など港湾管理関係者がルールを守って釣りをするよう啓発看板を設置した。
お盆過ぎから稚内港でもサケが釣れるようになり、早朝や夕方にかけ東浦や宗谷、富磯などの漁港には多くの釣り人が集まっているが、サケ釣りが本格化すると一部の港で水揚げの運送に使うトラックが迂回できない迷惑駐車が目立つようになり、漁協や漁港管理者などや周辺住民から苦情が寄せられている。
釣り人の弁当容器やペットボトルなどのごみの不法投棄、汚物の排泄などの苦情もあり稚内市や宗谷総合振興局、稚内漁協、宗谷漁協の関係者が東浦、宗谷、富磯、声問、恵比須の北船溜まり、恵山泊、西稚内、抜海の順で港を回り、「漁業活動の妨げになる場所での駐車、釣りは控えるよう」などと書かれた看板を設置した。
担当者は「釣り人に対しごみの不法投棄、適正な駐車を呼びかける啓発も後日、実施しルールを守って釣りを楽しんでもらうよう呼びかけていきたい」としている。