2年半ぶりに街歩きツアー 和服でもてなし実行委 フランス人姉妹が参加
稚内和服でおもてなし実行委員会(竹内ひとみ代表)による街歩きツアーで、日本とフランス人ハーフの姉妹が着物姿で市内の景勝地を散策した。コロナ禍で2年半ぶりの国外からの旅行者の来市に竹内代表は「久しぶりの案内でとても嬉しかった」と話していた。
フランス人の父親と稚内出身の母親を持つ姉妹は、夏休みを利用し家族4人で稚内に住む祖父に会うためフランスから来市した。里帰りに合わせて、来年二十歳を迎える姉が日本の成人式で女性が着る振袖を体験したいと願いお盆の16日、姉妹揃って着物姿で街を歩き、北門神社や北防波堤ドーム、旧瀬戸邸、キタカラなどを家族全員で回った。
幼稚園まで稚内に住んでいたという姉妹は初めての着物で街歩きツアーに参加したことに「生まれてはじめての着物で、フランスに住んではいますが日本人でもあることを自覚しました。フランスには成人の儀式がないので、こんな事をするなんて、ビックリです。着物は思っていたより重くなかったし、草履で歩く事も難しくなかった。とっても楽しい一日でした」と喜んでいた。
街歩きツアーは日本でコロナ感染が拡大する直前の一昨年2月にシンガポールの男性が参加して以来のことで竹内代表は「9月には国内在住の外国人の方の予約も入っいます。コロナ禍で今後も難しい部分はあると思いますが、自分が出来る範囲で、お客様には気持ちよく稚内に来たことが記念になるようにしたい」と話していた。