広島の高校生描いた原爆の絵展開催 新日本婦人の会稚内支部主催
新日本婦人の会稚内支部主催の広島の高校生による原爆の絵展が16日、市立図書館で開かれ、市民は平和への思いを強くした。
77年前の太平洋戦争末期、広島と長崎に原爆が投下されたことを次世代伝えたいと、昨年から広島市立基町高校の美術部生徒が被ばく者から聞いた話を基に描いた原爆の絵を展示している。
14日の文化センターに続き開かれた市立図書館では、原爆投下から3日後、親子が再会する姿や変わり果てた広島の繁華街を描いたものなど、生徒たちが描いた20点が展示されているほか、婦人の会支部会員が平和への願いを書いた短冊や絵手紙なども飾られている。
会員の女性は「原爆を体験した人たちも減っており、知らない人たちにも伝えて行きたい」と話していた。