時の話題 「みなと祭り中止」
それにしても急な中止の一報であった。3年ぶりの開催になる筈だった第60回みなと南極まつりは、最近の稚内での新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止になった。
先週金曜(7月29日)に副港ボートレース中止決定の際、丸ごと断念すべきだったのでは―との声あるが、思うに事務局方はギリギリまで開催することを検討するも、おどり参加のキャンセルに加えスタッフにも感染が広がり断腸の思いでの中止となったのだろう。苦渋の決断お察し申し上げる。
1カ月前の北門神社例大祭は、神事は別にし露店が出店し、御輿渡御も全域は叶わなかったが、車両に御輿を乗せ回り最後の神社本殿までの石段は人の手によって行われ、祭り好きの大人は勿論、何よりも露店を楽しみにしていた子ども達を喜ばせた。私事で恐縮するが、筆者の孫は3日間とも露店街に繰り出したほどだった。
しかし、その後の1カ月の感染の広がりには主催者も打つ手がなく、遅きに失したが中止を決めたのだろう。誰のせいではないものの、リーダーたる人の鶴の一声が遅れたということは否定できず、今回の事を奇貨に待ちの姿勢でなく攻めの決断を求めたい。
中止の一報後の筆者の怒鳴り散らしなどに誠実に対応してくれた商工会議所役員格、そして市課長職には感謝申し上げる。
中止に力が抜けたようになり烈火の如くの怒りは何だったのかと脱力状態にあるが、社員と企業・団体には感謝申し上げる。
リーダーはお飾りじゃないということ教えてくれた顛末だった。