神社例大祭最高潮に 今宵終幕 80段の石段駆け上がる
北門神社例大祭本祭の5日、御輿渡御が行われ、担ぎ手が80段の石段を威勢良く駆け上がった。
4日夜に本殿で営まれた宵宮祭での神事「みたま移し」で神様が乗り移った御輿をトラックに乗せて2ルートに分かれて町内を巡回したあと、車屋源氏前の市道で待機していた稚内青年会議所、稚内商工会議所青年部、自衛隊稚内分屯地の3団体から参加した80人が午前11時半過ぎ、修復を終え新しくなった御輿を担いで「ワッショイワッショイ」の威勢の良い掛け声と共に80段の石段を一気に駆け上がると市民から拍手喝采が送らていた。
御輿はコロナ感染防止のため市内は殆どの巡回は車両で行ったが、3年ぶりに担いで御輿が石段を上がり本殿まで渡御する様子を近くで見ていた市民は「これぞお祭りという姿を見て嬉しかった。コロナで我慢を強いられた生活が続いていましたが担いでいる皆さんを見て元気をもらい、これから頑張ろうという気持ちになりました」と話していた。
「3年ぶり海上安全大漁祈願祭 海上渡御は今年も中止」
6日午前中、稚内市地方卸売市場で海上安全大漁祈願祭が3年ぶりに執り行われ、水産関係者らが安全操業と豊漁を祈願した。
関係者30人余りが出席し、山本宮司による神事が執り行われたあと、風無稚内機船漁協組合長らが玉串を奉てんし、安全操業と豊漁を祈願した。
コロナ禍により海上渡御は3年連続で中止され、神輿を乗せたトラックが北船だまり、恵山泊漁港を回り大漁安全祈願祭が執り行われた。