時の話題 「参院選」

 政事を司る政治家によって国と国民の帰趨が決まるが、果たして政治家は心から国家・国民のことを憂い仕事をしてくれているのか。年を取るにつれ、この疑念を取り払うことができない。
 通常国会が終わり第26回参院選は今月22日に公示され来月10日投開票されることが決まった。
 今回の参院選には選挙区(定員75)で363人、比例代表(同50)164人の527人が立候補する予定。北海道では改選数3に対し、現職の長谷川岳氏(51)=自民党=、徳永エリ氏(60)=立憲民主党=に加え、8人の新人が立候補するとみられており、安定し票を取り込める現職2人に続く3人目は自民党の船橋利実氏(61)と立民党の石川知裕氏(49)がしのぎを削ることになろうか。
 実質、政権選択選挙になる衆院選に比べ我々有権者に高揚感はないものの、過去には参院選に惨敗し下野に向かった自民党政権もあり、されど参院選ということになろうか。
 現下の日本の情勢はエネルギー、食料を中心とした物価高騰と沈静化してきたコロナ禍後の道筋を示すことであり政治家の力量が問われている。
 とは言っても個人的には個々の政治家の力は大したものでなく集まり多数を形成することで政治担当能力が生まれるので結局は数の力ということになる。1人区の野党候補一本化が叶わない現状では自民・公明の与党が勝利するということになろうか。
 立民など野党の奮起を望んでいるが、国民の多くは安定した政権を求めており政権交代の兆しさえ見えない。

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