稼ぐ観光地づくり 観光協会総会開く 専務理事に渡辺氏就任

 稚内観光協会は、10日開いた総会で今年度事業計画を策定し同日付けできた・北海道DMO(候補法人)事業本部長に就任した波間常次朗専務理事(64)の後任に、元市建設産業部長の渡辺直人氏(60)=写真=を選任した。
 中場会長は開会の挨拶で観光庁から稚内を中心に礼文など1市3町構成で地域連携DMO候補法人に登録されたことを事業の柱に地域が稼げる仕組み作りを強調し「今年は人流増加による観光振興、感染防止対策を意識した新たな観光地づくりが求められる時代にある」などと述べた。
 今年度は①個人客受入強化②滞在型観光の推進③協会独自事業の推進④きた・北海道DMO(専門委員会設置)の4つを重点事業にし、具体的にはウイズ・アフターコロナでインバウンド(外国人観光客)を含む観光事業の展開、宗谷岬・宗谷丘陵・白い道のブランド化、DMOによる新たな観光地域づくりHAP(北海道エアポート)との連携など取り組んでいく。
 満場一致で専務理事に就任した渡辺氏は「歴代役員の皆さんが築き上げてきた歴史を大切にし、2年余り続くコロナ禍で大きな影響を受けた稚内の観光産業の再生に向け、皆さんの力を借りながら職務を遂行していきたい」と抱負を述べた。

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