時の話題 「政治こそ貧困」
最近ユーチューブにはまっている。と言ってもゲームなどでなく楽曲配信で、好きな時に好きな楽曲を聴くことができる。便利というか有難いもので、これなら定まった時刻にチャンネルを合わせることなく楽曲だけでなくスポーツもニュースなども自由な時間に余暇を楽しみ、かつ見識も広がる。テレビを見なくなる訳である。
ところが至便な媒体に皆が平等に触れることはできず、大半は有料で程々の料金を徴られる。それでなくとも物価高の中、年金でかすかす生活をしている高齢者にとって便利とはいえ余計な出費はできるだけ控えねばならず、不平等な社会が広がっている。
先週末、娘さんから小紙だけ購読しているという高齢の父親の相談があった。「土曜日のテレビ欄ありませんが、今後も無いままですか」
印刷機が故障し修理業者(仙台)に来社してもらうも直して4回(テレビ欄が載る土曜日4回分)印刷できただけで再び故障してしまい、先日、その業者に「子どもの使いでもあるまいし」と悪態を吐いた。
その娘さんには事の経過を説明し「遅くとも7月には正常(土曜にテレビ欄掲載)に戻したい」旨説明した。
ユーチューブの話から逸れに逸れてしまったが、国民皆が豊かさを享受している訳でなく、高齢者や非正規職で働く人達はコロナ禍も相俟って塗炭の苦しみを舐めている。
政治の怠慢、そして不作為である。できるのにやらないというのは最も恥ずべき事だ。
稚内市民もそうならぬよう市長はじめ各位の奮闘を祈っている。