市長「ぜひ稚内へ」とコール 研修した勤医協の医師らに対し
道北勤医協一条通病院(旭川)の研修医渡邉由桂さん(36)と、島根大学医学部学生の押切謙一さん(33)が24日から稚内の医療機関で研修している。
道北勤医協では毎年研修医や医学生など受け入れし、道内各地で研修を行っている。今回は地域医療に関心が高い2人を勤医協宗谷医院と宗谷友の会で受け入れた。
24日から稚内入りした2人は、宗谷医院と市立稚内病院合同で終末医療などについて話し合うカンファレンスや訪問診療に同行して稚内の医療に関わった。
26日、工藤市長を表敬訪問し、稚内の医療状況などについて意見交換する中、渡邉さんが「医師の誘致も大切ですが、皆さんが病気にならないよう予防など健康づくりも必要です」、押切さんが「稚内では診療だけでなく、ほかの機関と連携し街づくりなどに参加できる可能性を感じます」などと述べると、工藤市長は「稚内の状況を見てくれるだけでも嬉しい。是非、医師として稚内に来て頂きたい」と期待を寄せていた。
友の会の飯田光会長は「前向きに自分なりの考えを持っている2人ですが、出来れば宗谷の医師として来てほしい」と話していた。
2人は27日から旭川の一条通病院での研修を始めた。