あの日から11年 市役所など半旗掲げ犠牲者へ哀悼の意
平成23年3月11日の東日本大震災から11年経った11日、地震発生時刻の午後2時46分に合わせ市役所などで職員、市民らが犠牲者の冥福を祈り黙祷を捧げた。
11日午前、文化センター前で半旗が掲げられ、死者・行方不明者避難生活などで亡くなった震災関連死含め2万2000人の犠牲者に哀悼の意を示した。福島第一原発事故などにより、故郷を離れ避難生活を送る人が全国で3万8000人余りおり、市職員が国旗を半旗にする様子を見ていた市民は「震災から11年経ったが、ニュースを見ていると未だ多くの人が避難生活を送っていることに胸が痛くなります。コロナ禍で大変だと思いますが被災者の方々には頑張ってほしい」と話していた。
地震発生時刻に合わせ、市役所庁舎で震災発生を伝える庁内放送が流れ、執務中の職員は手を止め来庁した市民も黙祷を捧げた。
宗谷合同庁舎は国旗と北海道旗を半旗で掲げ、震災の犠牲者に哀悼の意を示した。
震災が発生した午後2時46分に合わせ辻井振興局長ら職員が黙祷を捧げ冥福を祈った。