時の話題 「月日は流れる」
月日の流れは容赦ない。年が明け1月12日の暴風雪に地団駄踏むもその後は怒り狂ったかのような猛吹雪はなく、オミクロン株感染は変わらず猛威を振るっているが、ほんの少しずつながら感染者は減っており6日までのまん延防止等重点措置を解除できるか、政府と都道府県は思案中であり、未だ感染者が9632人と断トツに多い東京都や大阪府などはまん防解除は難しいところで、道内も札幌など道央圏は減少している状況になく、道内一律のまん防適用でなく柔軟な対処が求められよう。
突発的に起きたロシア軍のウクライナ侵攻は何カ月も前から周到に計画されたことであり、プーチン大統領はウクライナのNATO(北大西洋条約機構)加盟だけは是が非でも阻止しなければならないロシアの絶対的国益であり、SWIFTと言われる国際的金融取引からのロシア締め出しは今後ボディブローのよう効いてくるので切羽詰まったプーチンが核に言及するのは分からぬでもないが、彼とて核戦争の第三次世界大戦は当然視野になくはったりと見て間違いなかろう。
ロシアの侵攻に目を奪われがちだが、経済的な事で地殻変動は起きており、今後はこの戦いの落し所が焦点になる。柔道の寝業を得意とするプーチンの要求は止まる所を知らずエスカレートするだろうからバイデン大統領ら西側諸国首脳の見識が問われよう。
この状況下、のん気ののの字の日本は岸田総理の会見に如実に反映されているよう他人事の目差であり推移を傍観しているように見えるのが気になる。