1カ月ぶりに白魔 稚内市 小中高校は臨時休校

 稚内は21日、急速に発達した低気圧の影響で大荒れの天候となった。暴風雪、波浪警報が発表され18の全小中高校が臨時休校した。
 稚内地方気象台によると、千島近海にある発達中の低気圧が東へ進んでいる影響で、21日未明から非常に強い北または北西の風が吹いている。
 稚内の正午までの最大瞬間風速は開運で28・4㍍、宗谷岬28・1㍍、声問26・2㍍を観測。市街地では5㌢前後の雪が積もり、暴風により市内の至る所で吹き溜まりが生じていた。場所によってはホワイトアウト状態となって視界が悪くなり、車はライトを点灯し走行していた。
 暴風や高波により21日の利礼航路は全便欠航し、空の便も全便欠航。JR宗谷線は特急普通列車ともに全区間運休、バスは声問線で一部区間(明治前~ふれあい橋)で部分運休稚内~札幌間の都市間バスが運休すなど交通機関に影響が出た。
 午後にかけても北風が強く荒れた天候が続き、予想される最大瞬間風速は陸上・海上ともに30㍍。夜遅くにかけては雪の降り方が強まり22日朝まで多い所で40㌢の雪が降る見込み。気象台は引き続き猛吹雪や吹き溜まりによる交通障害などに警戒を呼びかけている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ニュース

前の記事

天北堆
ニュース

次の記事

珍鳥ケイマフリ飛来