無事稚内に回航 水試調査船北洋丸 きょう三原場長ら出迎え

 稚内水試の試験調査船北洋丸が9日、造船先の佐世保から稚内港に回航し、北洋埠頭に到着した。
 1月末に乗組員19人を乗せ佐世保を出港した同船は、太平洋側を航海し稚内に向かっていたが、シケのため5日に函館に避難。7日に出港し漸く稚内に到着した。
 9日、三原稚内水試場長ら職員20人が待つ北洋埠頭の遠方に北洋丸の姿が現れると、「初入港 ようこそ新・北洋丸」と書かれた横断幕で歓迎していた。
 三原場長は「一週間以上の長旅でしたが、船が到着しとても嬉しく思う。今後の活躍に期待したい」と話していた。
 北洋丸は14日から利礼両島周辺で船にある機器のテストを行い、3月から定点観測などの業務にあたる。本格的な航海業務は4月以降になるという。

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