新事務所の完成祝う 宗谷漁協で竣工式
宗谷漁協の新しい事務所の完成を祝う竣工式が26日、漁協役職員や工事関係者ら30人余りが出席し行われ、組合の更なる発展を祈願した。
昨年夏から宗谷岬地区で建設を進めてきた新事務所は、鉄筋コンクリート2階建て延べ床面積2231・66㍍。旧事務所に比べ5倍の広さがあり、一階は総務、販売など執務室に加え、多目的ホールを設けた。2階には最大で約300人が収容できる大会議室を備えた。
竣工式を前に新事務所の前で奈良満組合長、工藤市長、設計・監理のぎょれんマリノサポートの田元仁司会長、施工業者の石塚・藤JV代表し石塚英資社長の4人がテープカットし完成を祝った。
続いて大会議室で、山本北門神社宮司による修祓の儀、祝詞奉上などの神事に続き、出席者が祭壇に玉串を捧げたあと、奈良組合長が「組合の念願だった事務所が完成したのは関係者各位のご支援の賜物であります。新事務所は平成19年に組合員総意のもので建設計画が進められ、完成まで15年を費やし宗谷沿岸地域の拠点にふさわしい壮観で見事な新事務所の完成を見ることが叶いました」とし、
300人を超える組合員が一堂に会せる大会議室や多目的ホールなど備えたことで地域の活動拠点となることを期待を示し「今後に於いても組合の磐石な経営と魚家の繁栄を目指し、地域の更なる発展に寄与するため誠心誠意で取り組んで参ります」などと挨拶した。