木村さんが贈答用に江戸凧製作 武者、七福神など
凧作り名人の木村巧さん(85)が、誕生日祝いや長寿祝いなどに贈られることが多い飾り凧「江戸凧」を作っている。
昨年もコロナ禍で観光客は少なかったが、工房「凧の家」にマイカーなどで立ち寄った旅行者に旅の記念としてプレゼントし、知人からも孫の誕生日祝いや自宅に飾るため作ってほしい―と依頼される。
縁起物として知られる七福神や武者などを描いた凧を、年明けから自宅で製作している木村さんは「作った凧をほしいと言ってくれるのは嬉しい。色塗りなど細かい作業で一つの凧が出来るのに3~5日かかる。大変だが良い物を作りたい」と黙々と作業している。
2年ぶりの凧揚げ大会は雪融け時期の4月に西浜交流センター広場で開催する予定にあり「干支の寅を描いた連凧など用意し今年こそは子供たちと凧を揚げたい」とその日を楽しみにしている。