衆院選あす公示 北海道12区 武部、菅原、川原田3氏立候補予定
第49回衆院選が19日公示される。まさに政権選択選となる衆院選はこの数年(衆議任期は4年)の日本の将来を占う選挙となる。
小選挙区北海道12区(稚内、紋別、網走、北見など)には武部新氏(51)=自民党現職3期、農水副大臣=、菅原誠氏(48)=日本共産党新人=、川原田英世氏(38)=立憲民主党新人=の3氏が立候補する予定にある。
道内・日本一広い上に利尻島・礼文島の離島もある選挙区にあって12日間という短い選挙期間に遊説するといっても無理がある。結局は普段の政治活動が投票に当たっての目安となろうか。
12区、とりわけ稚内は人口減での経済パイの縮小、医療過疎、激変する海洋環境、コロナで疲弊した観光関連業の再生など数々の問題がある。
たかが1票、されど1票である。国民最大の権利と義務を果たすため、投票当日は棄権なきよう、また当日投票できない人は期日前投票(不在者投票)をし、命運を託す政治家を決めなければならない。
「武部氏、きのう事務所開き」
19日の公示を前に、自民党北海道第12選挙区支部宗谷管内ブロック協議会と稚内支部の合同本部事務所開きが17日、自由会館横のプレハブであり、立候補予定している自民党前職の武部新氏(51)が約70人の支援者を前に挨拶し支援を訴えた。
中田宗谷管内連合後援会長が「3期目4年間は様々な役職を担い皆さんの期待に応える活動をしてきました。立派な成績で4期目を成し遂げたい」、吉田宗谷管内ブロック協議会長が「農林水産副大臣に就任した武部氏をこれまで通り頼りにしましょう。更に上を目指してもらい、堂々たる成績で宗谷から送り出しましょう」などと挨拶した。
このあと武部氏は「9年間、宗谷の農家や牛舎、浜を回り、商店街などの皆さんから色々な話を聞かせてもらい活動し宗谷の事を誰よりも知り尽くしています。故郷の発展のために頑張っていきたい」などと述べ、最後に「コロナを乗り越えて安心で希望が持てる故郷を作っていく。その先頭にオホーツク、宗谷の代表に立てせて頂きたい。皆さんの力を託して頂きたい」と力を込めた。
武部氏は20日午後4時から西條稚内店前で街頭演説する。
「菅原氏は24日から宗谷入り」
5度目の挑戦となる菅原氏は24日から宗谷管内入りし、26日までのいずれかの日に稚内で遊説する。
「川原田氏は21日稚内入り」
立憲民主党から立候補予定の川原田英世氏(38)は、網走市内のエコーセンターで第一声を放ったあと、北見などで遊説を行う。
21日に稚内入りし、午後6時半から文化センターで演説。28日にも遊説を行う。
「市選管が説明会」
市選管は18日、市正庁で報道関係者向けに衆院選などに係わる選挙事務打ち合わせ会議を開いた。
18日現在の有権者は2万8060人(男1万3832)。31日午前7時~午後8時まで市内37投票所で投票。このうち14投票所は2時間繰り上げられ午後6時までの投票。
衆院選、最高裁判所裁判官国民審査の期日前投票は20~30日までで、いずれも午前8時半~午後8時まで市役所4階委員会室で受け付ける。