災害時の出動協定結ぶ 稚内市が東日本大震災で活動したHCJと
稚内市は9日午後、NPO法人全日本ヘリコプター協議会(HCJ)=岐阜県=と災害時にヘリで物資輸送など支援してもらう応援協定を締結した。
ヘリコプターのオーナーや操縦ライセンスを持つ人など全国に約70人ほどいる会員がいるHCJは、2011年の東日本大震災などの被災地で物資や人員を送るなどの救援活動をした。
今回は今年7月にHCJと協定を結んだ苫小牧市での締結に関わった稚内北星大学を運営する学校法人北辰学堂の松尾英孝理事長からHCJの紹介があり締結に至ったもので、江別市のヘリポートから天塩町を経由し飛んできたヘリコプターで稚内北星大学駐車場に到着したHCJの橋本浩二代表理事と工藤市長が9日午後1時から大学で協定を交わした。
締結後、工藤市長は「協定を結ばせて頂き大変心強く感じています。災害時に物資や人員の搬送などの支援に大いに役立つものと期待しています」と謝辞を述べた。
このあと、市長はヘリに乗り大学周辺上空を5分間ほど体験搭乗した。