時の話題 「ストーブリーグ」

 日本ハムから大リーグ入りした大谷翔平選手(27)の華々しい活躍の影に隠れ今年も数百人のプロ野球選手が淋しく辞めてしまう。ストーブに火を入れる時期に活発化することから〝ストーブリーグ〟と言っている。
 日刊スポーツを見ると、今季限りの戦力外選手に25人の名前が挙げられ、その中に3年前に西武のエースとして大車輪の活躍をし最多勝に輝いた多和田真三郎選手(28)の名があった。ケガをし登板さえ叶わぬ鳴かず飛ばずの年を送り個人的にも気になっていた時の解雇にはプロ野球界の非情さを感じる。
 1軍で活躍し銭の取れる選手になるのはほんの一握りの人達で、それは相撲界にも通じる話であり、プロの道で生きて行くのは大変だということを改めて思い知らされる。
 日ハムの斎藤佑樹投手のよう、さほど好成績を残していないのに高校(早稲田実業)、大学(早稲田)時代含め過去の栄光の日々を書き綴られたのは稀有なことで、大半は一人寂しく球界を去って行く。全くもって厳しい世界である。
 大谷選手に関してはスポーツ紙ばかりでなく一般紙、テレビでも大々的に報道されているので今さら誉めそやすことでもないが、ケガだけは気を付け二刀流を磨き上げていって欲しいものだ。
 プロ野球は残り20試合を切りペナントでの優勝争いが熾烈だ。
 セ・リーグのヤクルト、阪神、パ・リーグのオリックス、ロッテのどちらが制覇するのか分からず、3位の巨人、楽天だって可能性は残っている。その後もCSと日本シリーズが待ち構えている。

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