時の話題 「コロナ次の局面へ」
緊急事態宣言が解除され国内の景勝地・行楽地には大勢の人が繰り出し、アルコールを出す飲食店も混み合いコロナ禍前に近い状況を呈している。
昨年、秋口にGoToトラベルによって観光地の人出が増え感染再拡大の要因となったが、今年はワクチン接種の進捗もあり昨年の人々の心情とは違いが出ているようである。
それだけパンデミック(感染の爆発)は人々を苦しめ、特に感染数が突出した東京など首都圏、大阪など関西圏、札幌を中心とした道央圏の人々を恐怖に陥れ、これら地域の住民を痛めつけた。
行楽・食欲の秋でもあり感染数がいいタイミングで著減し宣言解除に至ったことは慶事とは言えるも、余りはしゃぎ過ぎず節度を守った行動が求められる。
ワクチン接種が進んでいるとはいえブレイクスルー(2回接種したのに感染する)も出ており、ワクチンがコロナ予防の万能薬でないこと証明した格好となっているが、重篤化防止には100%に近い効果をもたらしているので、3回目の接種が必要だと言うなら我々国民は従わなければならんだろう。
ただ年齢に関係なく副反応が激しい人もいるので自分の体の状況に合わせ接種するのが宜しかろう。
朗報は「モルヌピラビル」と舌を噛みそうな経口薬(飲み薬)が日本国内でも年内承認されるようなので、軽症か中等症までの患者とはいえ自宅で飲むことが出来るのは、患者はもとより病院の負担が減る事にも繋がるので画期的な事といえ、仮に第6波の感染拡大があってもこれまでとは様相を異にする。